地中海学研究 ANNUAL REPORT MEDITERRANEUS

XXXV (2012)

  • ナイル水源からエデンの園へ ── 初期キリスト教教会建築の装飾におけるローマ世界のナイル河図像の受容について
    田原 文子
  • ドミティッラのカタコンベ墓室39 (NR) の巨大人物像 ── 新発見壁画とその新たな考察
    山田 順
  • 優しさの形 ── エレウサ型アンナ像の出現とその意義
    菅原 裕文
  • 中世教皇庁の慈善施設 ── 施与局と救護院
    藤崎 衛
  • レオノール・ロペス・デ・コルドバの『回想録』 ── ナラティヴ戦略としての矛盾
    瀧本 佳容子
  • ムリーリョ作《ハンガリーの聖エリザベート》 (1672年) とカリダード施療院の創設理念
    豊田 唯
  • 王室礼拝堂におけるテネブルの聖務で聴かれた音楽 ── ルソン・ド・テネブルの演奏実践を中心に
    川田 早苗
  • 近代ヴェネツィアにおける都市発展と舟運が果たした役割
    樋渡 彩
  • <書評> 水田徹著 『パルテノン・フリーズ 観察と考察』
    芳賀 京子
  • <書評> 望月典子著 『ニコラ・プッサン 絵画的比喩を読む』
    大野 芳材