地中海学会研究会 RESEARCH MEETING

2016.11.11

研究会のお知らせ(12月17日)

下記の通り研究会を開催します。奮ってご参集下さい。

テーマ:「ヴェローナ・カピトゥラリアCapitulare Veronense(967年)」からみる北イタリアの法文化
発表者:柴田 隆功氏
日 時:12月17日(土)午後2時より
会 場:首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス
(東京都千代田区外神田1-18-13秋葉原ダイビル12階
JR秋葉原駅「電気街口」改札からすぐ,つくばエクスプレス秋葉原駅から徒歩2分,
東京メトロ日比谷線秋葉原駅・末広町駅から徒歩5分)
http://www.tmu.ac.jp/university/campus_guide/access.html
参加費:会員は無料,一般は500円

オットー大帝は第3回イタリア遠征の最中にヴェローナで「カピトゥラリア」を発布した。これはイタリアにおける地財をめぐる紛争解決手段についての条項を含んだ法令である。本報告では,この法令の内容や作成の過程を,オットーの法的な活動や支配確立の文脈,文書や規範に関する慣習との関係,同時代史料中での法令が扱う事項と関連のある事象という3つの側面から分析し,本法令の作成や運用に関与した人々の規範についての認識を考察する。