地中海学会研究会 RESEARCH MEETING

2021.03.04

研究会のお知らせ(4/10)

4月の研究会を下記のようにZoomによるオンラインで実施します。
参加を希望される方はお手数ですが、まず以下のGoogleフォームで参加登録の手続きをお願いいたします。
参加登録をされた方には、後日メールで Zoomアドレス等の詳細についてご連絡いたします。
会員・非会員ともに参加費は無料です。

参加受付先: https://forms.gle/HhgPf16SRzH6e8Ac8

題 目:ゴルドーニの『スタティーラ』 ―演劇改革の萌芽
発表者:大崎さやの(東京大学非常勤講師)
日 時:2021年4月10日(土)14時~16時
場 所:オンライン会議システム(Zoom)
要 旨:イタリアのオペラには、アレクサンダー大王の妻スタテイラや、それ以外のスタティーラ(スタテイラのイタリア語名)を主人公とする作品がさまざまに存在している。ヴェネツィアの劇作家カルロ・ゴルドーニ(Carlo Goldoni, 1707-1793)も、修業時代の1741年に、オペラ・セーリアの台本『スタティーラ』を執筆している。本発表では、ゴルドーニ以前のオペラ台本のスタティーラ像と、ゴルドーニの主人公を比較分析することを通して、彼がこのオペラで、どのようなスタティーラ像を描こうとしていたのかを論じる。また、作品に彼の演劇改革の理念がどのような形で表れているのかを探ってみたい。