地中海学会研究会 RESEARCH MEETING

2018.08.08

研究会のお知らせ(10/13)

テーマ:アントニオ・ダ・モンツァの写本装飾─ロンバルディアおよびローマ教皇庁周辺での活動に関する問題─
発表者:永井 裕子氏
日 時:10月13日(土)午後2時より
会 場:学習院大学北2号館10階会議室(予定)
参加費:会員は無料,一般は500円

アントニオ・ダ・モンツァは15世紀末のイタリアで、教会関係の写本装飾に従事した画家である。ロンバルディア地方のフランチェスコ会修道士であったこと以外に、この画家に関する確実な史料は残されていない。本発表は、ミラノやローマに由来する作品の様式および図像の分析を通して、この画僧がロンバルディア地方で様式的基盤を築いたのち、ローマにて、ウンブリア派やローマ独自の表現を取り入れたことを確認し、この地で活動したことを論証するものである。