地中海学会研究会 RESEARCH MEETING

2014.12.11

研究会のお知らせ(12月13日)

下記の通り研究会を開催します。

テーマ:ヤコポ・ダ・ポントルモ《キリスト受難伝連作》
――十字架の道行きとの関連について
発表者:児矢野 あゆみ氏
日 時:12月13日(土)午後2時より
会 場:東京大学本郷キャンパス法文1号館2階215教室
参加費:会員は無料,一般は500円

 受難伝より五つの場面が選択される本連作は,1523年から25年にかけてガルッツォ修道院中庭回廊装飾のために制作された。各場面は回廊の四隅に配置され「留─stazione─」のごとく立ち現われては十字架の道行きを創出し,回廊全体を巡ることでキリスト受難への観想を促す。本発表では本連作のこの特徴に着目し,聖務日課を通して機能的側面について再考する。